【アサシンクリードオデッセイ】火だるま師
アサシンクリードオデッセイの主人公、
アレクシオス(女性の場合カサンドラ)さんは、
非常に燃えやすい。
激しやすいとか、熱血だとかそういう意味ではなく、
物理的に(?)燃えやすいのである。
敵兵の放った火矢に射られたり、
誤ってかがり火にダイブしてしまったのならまだわかるが
(それでも一瞬で火だるまになるのがすごい)
蜀台に火を点そうとして引火→火だるまになった時には
さすがに噴出してしまった。
常に全身に油を塗布しているのかと思うほど、
火の回りが速いのである。
いや、もしかするといくら斬られたり、突かれたり
射掛けられたりしても、ほとんど出血もなく戦えるのは、
全身に塗った油が表皮や防具の摩擦を激減させ、
敵の攻撃を自動的にいなし、
致命傷を避ける役割を果たしているのかもしれない。
さらに考えてみると、手持ちの武器や防具が消耗しないのも、
油の潤滑力の作用だとすれば合点がいくわけで、
いよいよ
「アレクシオス全身に油説」
が真実味を帯びてくるのである。
たしかに頻度からすれば、
火だるまより斬った張ったのほうが圧倒的に多い。
「斬られたらすぐ死ぬけど、火だるまになっても消せば間に合うよね」
という判断をしたとすれば、
極めて合理的と言わざるを得ないのだ。
ちなみにアレクシオスさんが火だるまになると、
いろいろなセリフを言う。
「くそっ!火が…!早く消さなければ!」
という自然(?)なものがほとんどであるが、
その中で特に印象的ものとして
次のものがある。
燃え上がる己の身体より、装備品の皮に意識がいくという余裕。
たしかに体は治るが(普通は元通りにはなりません)、
皮製品は買い替えが要る。
徹底した合理主義のアレクシオスさんにしてみれば、
当然のことであり、極限状態にあっても、
自然に口からこぼれる言葉なのである。
もうひとつ、
「去れ!ヘイパイストスの子よ!」
という非常に詩的な表現を用いることもある。
ヘイパイストスというのは、キリシア神話における
「オリュンポス十二神」の一人で、
火と鍛冶の神とされています。
自分の体が炎に包まれたとき、
とっさにこんな教養ある表現が出来るというのも、
「火だるま師アレクシオス」
の真骨頂だと言わざるを得ない。
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