アサシンクリードオリジンズ
↑ムービーではなく、プレイ画面です。
奥にそびえる山々もシームレスで頂上まで登れます。
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「アサシンクリード オリジンズ」をプレイしました。
アサシンクリードシリーズとはどういうものか簡単にというと、
人類を統制・管理することで秩序をもたらそうとするテンプル騎士団と、
人間の自由意志こそ是であるという信条を掲げるアサシン教団。
二つの組織は有史以来、影に日向に抗争を続けているわけです。
その抗争が歴史にもたらした変化を、
実際にその時代に飛び込んで追体験しようというゲームなのです。
本当はもっと入り組んだ話なのですが、
とりあえずざっと説明するとこんな感じかと思います。
これまでは、
12世紀末の十字軍とイスラム勢力が戦っていた聖地エルサレム。
15世紀ルネッサンス期のイタリア。
(個人的にここが一番好き)
18世紀の独立戦争真っ只中のアメリカ。
同じく18世紀の海賊が活躍したカリブ海。
またまた18世紀のフランス革命。
19世紀、産業革命の熱気ゆらめくロンドンときました。
(ほかにも色々なメディアで展開されていますが、ここではゲームだけにします)
↑神殿からの眺望。ムービーではなくプレイ画面です。
奥に見えるのは地中海(だったはず)
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そして今作。
舞台は紀元前49年のエジプト。
アサシン教団と、テンプル騎士団の始まりの話になります。
シリーズものによくある「原点回帰」的な話ですね。
時代的にはクレオパトラやカエサルが出てくるところで、
もちろんストーリーに深く関わってきます。
有名なセリフ「賽は投げられた!」や「ブルータス、お前もか!」
も出てきますし、
クレオパトラが絨毯にくるまってカエサルに接近するエピソードにも関わります。
私はこの時代全然詳しくないのですが、ストーリーを進めていくうちに、
「なるほど、こういうことだったのね」
と大変勉強になりましたし、
大いに興味もわきました。
やはり歴史はフィクションから入るのが一番よいですね。
主人公はメジャイ(古代エジプトの君主を守護する戦士)のバエクさん。
あることがキッカケでテンプル騎士団の前身となる組織に幼いわが子を殺されてしまい、
気高き守護者から復讐に滾る殺人鬼になってしまいます。
といっても、根は子供好きのいい人なので、
善良な市民、特に女子供にはとても優しい人物なのでご安心ください。
ただし、外道に対しては一切容赦がありませんので悪しからず。
しかし、エジプト関係の名前というのは本当に馴染みがなくて、
全然入ってきませんね。
作中何度も出てくる「メジャイ」という言葉も、
しばらくは「何ジャイ?」という感じでした。
↑街を発見。右手の闘技場で腕試しも可能です。
↑荒涼とした低地。
奥に砂嵐が発生しています。
そしてそれはこちらにやってきて、本当に視界を奪います。
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ゲーム的には、近年におけるオープンワールドゲームの最高峰といっていいと思います。
マップは広大であり、密度も濃い。
どこを見ても絵になるので、
思わずフォトモードを起動して、パシャパシャ撮ってしまいます。
フォトモード搭載のゲームはいくつかプレイしましたが、
こんなにたくさん撮ったのはこのゲームが初めてです。
広大といっても、移動はファストトラベルもありますし、
なんといってもラクダや馬が便利すぎます。
自分で動かさなくとも、目的地を設定して、
×ボタンで「道なり進む」のあとに△ボタンで「目的地に向かう」
をすると、自動運転で走ってくれます。
その間はお茶を飲みながら風景を楽しむも良し、
鷹を飛ばして周囲を確認するも良し。
実にすばらしい機能だと思います。
↑砂漠を疾走する様子。くどいですがプレイ画面です。
上を飛んでる彼女は相棒の鷹「セヌ」です。
索敵、妨害、狩りとなんでもこなす頼れる奴です。
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ボリュームについては、
サイドストーリーやオブジェクトもありすぎなほどあるので、
「今日はここ終わらせたらやめよう」
と思っていても、
「あ~面白い…ついでにこっちも終わらせておくか…」
「あっ?新しいサイドストーリー発見…やるか~」
という感じに、久々にやめ時がわからなくなりました。
アサシンクリードというと、
シリーズによって操作性の上下が激しいというのが通例ですが、
今作はシリーズ最高と言っていい快適さだと思います。
例えると、1~リベレーションまでがマニュアル車としての進化でしたが、
(私はこれが好きでした)
3でオートマチック車に変わり、
3、ブラックフラッグ、ユニティでやや迷走しながらもシンジケートでグッとよくなり、
今作オリジンズでほぼ完成したと感じます。
オートマ過ぎないちょうどいいセミオートマという感じで、
高いところにスルスル上って、索敵したらスルスル降り、
草むらに潜んで数人倒し、見つかったら逃走しつつ馬を呼んで飛び乗り、
追っ手の騎馬兵に馬上から矢を射掛け、
湖に浮かぶ船を見つけて飛び乗り逃げおおせる。
などという動作が実になめらかに実現できます。
快適さと動かしている感が気持ちよくマッチしているのがすばらしいですね。
↑グッとくるイベントシーンも、絵になるのでついパチリとやってしまいます…。
↑水面に映る夕日にもつい感じ入ってパチリ。
ちょっとした観光気分です。
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かなりゆるめではありますが、
ハック&スラッシュ要素もあります。
そんなにパークの種類もないし、
そもそも強力な武器が必要なほどの強大な敵が出てくるわけでもないので、
現状オマケ程度のものではありますが…。
なにより、戦闘のアクション要素がかなり増したのが、個人的にとてもよかった。
「これさえやっておけば倒せる」
というアクションがほとんどないので、
敵のタイプや人数によって位置取りや武器種、
使うアクションを判断しなければなりません。
判断を間違うと、けっこうあっという間にライフを持ってかれるので緊張感がありますし、
うまく使えるようになると、自分で動かして倒している!
という満足感を得られる戦闘が楽しめます。
すっかりハマってやりこんでしまい、
プラチナトロフィーを獲得するまでプレイしましたが、
序盤操作に慣れるのに必死でストーリーをよく見られなかったので、
2周目をプレイしております。
アクションゲームで周回したくなったのは、
ホライゾン以来です。
「アサシンクリード オリジンズ」
間違いなくオススメの一本です。
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