野次と雑音
消防団員が消防車で乗り付けてうどんを食べていたとか
公園に咲いてる花の蜜を子供が吸ったのが犯罪だとか、
「エ~…そんなことまで大騒ぎすんの…」
ということがよく聞かれるようになった。
スマホの普及とSNSなどの道具ができて、
いろんな人が一人で百人分騒げるようになったのと、
わからない人の言ったことに、
まともに取り合うのが誠意だと思っちゃうお人よしが増えたため、
こんなことになってるんじゃないかなと思ったりする。
またこういうことで騒ぐ人ってのは、
攻撃しても反撃してこなさそうな人を選んでやるしね。
よくそんなこと思いつくねって感心するほど
「良く言えば」悪賢い。
以前本当に驚いたのが、
「保育園落ちた、日本死ね」
というネット上の匿名の書き込みが国会で取り上げられて、
まじめに議論されたことだった。
主張の内容はまっとうだとおもうけど、
匿名という発言責任をハナから投げ捨てた
いわば「便所の落書き」にたいして、
一国の中枢にいる人間がまじめに話しあうというのがとても異様に見えた。
どうもあのへんから
匿名意見に妙な権威というか、
市民権が与えられちゃった感じがする。
匿名(に近い)であるのをいいことに、
言いたいことだけ言い捨ててく人ってのは一定数いる。
匿名でものをいうなとは言わないし、
そういうのがあってもいいと思うけど、
それは野次や雑音として処理されるべきであって、
まともに取り合っちゃいけないものだと個人的に思う。
でも、匿名人間ってのはそういう方面にだけは
異様に頭が回るから厄介なんだよね~…
結局
「嫌なご時勢だね」
ってことに落ち着いちゃう。
困ったモンです。
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