あいさつと地域

どこだかのマンションで、「住民同士のあいさつ禁止」という決まりができたというので話題になっていた。
ある子供の親が
「防犯上、大人からあいさつされたら逃げるように教えている。」
といい、
大人のほうから
「あいさつしても無視される。気分が悪いからあいさつ禁止でいい。」
ということで決まったらしい。
「そんなバカな」
と言いたくなるような話だけど、
考えてみると、割と身近な話だよなと思った。
大人が子供に「こんにちは」といえば、
「不審者だ~!」と逃げられ、
子供が大人に「こんにちは!」というと、
(もしかして、不審者だと思われた?)
と勘ぐってしまうご時勢である。
どっちに転んでも嫌な気分になるのなら、
アイサツなんてどっかいっちまえ!
と言いたくなる気持ちもようくわかる。
私が外を歩く時は、
「子供をみても自分からはあいさつしない」
というスタンスを取っている。
こちらから下手に声をかけると事案発生になりかねんというのもあるけど、
嫁さんが子ども会やPTAの役員をやっていることもあり、
運動会などの会場設営や、地域清掃、資源回収などほぼ毎回参加しているので、
近所の子供やその保護者とは大体顔見知り。
歩いていると
「姉子のお父さんだ!こんにちは!」とか
「妹子ちゃんのパパ!」と次々顔を指されるため、
それに「ほ~いこんちは~」と返すだけで事足りるのである。

地域のイベントというのは
たしかに面倒な部分もあるけど、
顔見知り関係をひろく浅くキープできる
「ちょうどいいシステム」
なんだな~と感心します。
近頃は、地域のつながりの希薄化、個人の権利偏重主義などで、
町内会や子供会に参加しない家庭も増えているらしい。
そうなると、「自分の家族以外全員不審者と思え!」
なんて教育をしなければならなくなるのかな~
と思います。

しかしながらウチの下の子みたいに、
誰彼かまわず満面の笑みで挨拶し、
ニコニコついていくのも困ったものですが…。
| 固定リンク