« 驚きラジオ体操 | トップページ | 最後の難関 »

ピンポイント晴れ女

E66581

子ども会の役員をしている相方。
夏休み中、ラジオ体操の世話役をすることになった。

子供にとってはそれなりに楽しいイベントだが、
大人にとってはそれなりに負担のある仕事。

「早起きしんどいし、雨降ってくれないかな~」

とボヤいてしまうのも致し方ないところであった。

そこで今回の台風9号の直撃である。
天気予報では、ラジオ体操が予定されている3日間、
いずれも傘が斜めに描かれた「大雨」マークを表示していた。

「これは、ラジオ体操無理でしょ~」

とほくそ笑んでいたのだが…

それから二日間
どういうわけか早朝だけ晴れ渡り、
日中になると雨が降り始めるという天候に見舞われたのである。

E66582

「おかしい…どうしてラジオ体操の時間だけ晴れるのか…」

天気予報が外れているわけではない。
ラジオ体操が終わると、待ってましたとばかりに雨がくるのである。

E66583

そして22日夜。
ついに台風9号が仙台にやってきた。
会社から「今日は台風すごいから早く帰れ」とお達しがあったため、
暴風雨の中、ぬれねずみのようになりながら帰ってきた相方。

お風呂に入り、あたたかいうどんをすすりながら、
「すごかったわ~…でもさすがに明日は(ラジオ体操)やんないでしょ」
と、懇願にも似た予測をつぶやいていた。

ここまできたら、早起きにも体操にも慣れ、つらくもないのだが、
せめて一日。
「雨天中止」の安らぎに浴したいのである。
 
 
 
 
翌朝。
台風一過のさわやかな晴天がそこにあった。

ラジカセを抱えながら公園に向かう
相方の表情だけが曇っていたことは言うまでもない。

E66584


スポンサーリンク

|

« 驚きラジオ体操 | トップページ | 最後の難関 »

【相方の話】」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ピンポイント晴れ女:

« 驚きラジオ体操 | トップページ | 最後の難関 »