○×GAME
何年か前から、ほぼ洋ゲーしかプレイしなくなりました。
洋ゲーはいいものです。
ストーリーや世界観はキッズお断り前提で、
スケールがでかくて、作りこみが深い。
すっかり洋ゲーに魅入られてしまった。
外国のゲームという事で、
文化や価値観が日本とは違うというのも
異世界を体験しているように感じられ、
そこも魅力の一つなのですが、
どうしても慣れ難い違いがある。
それが「○と×が逆問題」である。
初代ファミコンのマリオブラザーズやテニスで産湯に浸かり、
それからハードの高性能化と共に成長してきた生粋の
ゲームボーイ(現在はゲームおじさん)としましては、
「A」が「はい」、「B」は「いいえ」
というのが、ボタン配置における絶対普遍の法則だった。
それはプレイしテーション系にも無事受け継がれ、
Aボタン、Bボタンに準ずる位置に○ボタンと×ボタンが配置されて、
「○はハイ」、「×はいいえ」という非常に分かりやすい
サインとなっていたのですが、
近頃になって洋ゲーが突然妙なことを言い出した。
「HAHAHA!ニホンジン、ソレハチガウネ!」
「ワールドスタンダードハ”×=YES”、”○=NO”ナンダヨ!!」
「GUNデウチコロスGAMEガヤリタイナラ、サッサトソノ”ガラパゴス”カラデテクルンダネ!!!」
×が「はい」で、○が「いいえ」??
そんなバカな!
ビデオゲーム発祥の地、
日本伝統のボタン配置を根底から覆す暴挙である。
夷狄討つべし!黒船許すまじ!!
…などとも思いつつ、
日本における洋ゲーファンはかなりの少数派だし、
正直、ローカライズして日本語版を発売してもらえるだけで御の字なので、
ここはジャパニーズコトワザにもある
「GOに入りてはGOに従え」の精神で、
四苦八苦しながら指を矯正していくのであった。
メジャータイトルや、やる気ある代理メーカーだと、
その辺もローカライズして、○はイエスに変えてくれるところもあるし、
そういう設定ができるモノもあるんだけどね。
そのゲームをでると、プレステ自体の操作は、○=はい×=いいえだから、
そこでもまた混乱させられるのである。
考えてみると、
一昔まえのシューティングゲームは
照準と射撃は人差し指が担当だったのだが、
数年前から「中指で押すべし」というふうに変わった。
これまた矯正するのに苦労したが、
今では中指射撃のほうがずっとやりやすくなった。
だからそのうち、×=YESのゲームが多くなっていって、
それが当たり前になるのかもしれない。
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