足裏の快感

足の裏というと、大抵何かしら老廃的な香りがするものである。
敢えてその中に、かぐわしさを読み取るというのも、
大人としての大事なステップではあるのだが、
まだ、靴を履いて足が蒸れたりすることもないムスメの足は、
微量の乳系の甘みに、せっけんのあと。
真新しい皮脂の香りがくるりとまじわり、
足の裏とは思えない愛くるしい匂いがするのだ。
小さな常識、先入観を覆されると、
人間は驚きの快感を得る。
つまり、夫婦は乳幼児の足の裏に、
快感を発見したのであった。
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