追突事故に遭いました…。

交通事故は突然にやってくる。
まるで、平穏な日常を突如として寸断する鋭利な刃物のように。
ムスメを同乗させての帰り道、
片側二車線の道路を、
脇道に入るべく、信号と対向車の間隔を計っていたところ、
突如として車内全体に
「ダン!!!!!」
という衝撃が走った。
一瞬、聴覚がマヒし、
その分なのか、運転席の各種スイッチが、
やけにハッキリと目に映る。
1秒足らずで耳が機能回復。
先ほどまで聞くともなく聞いていたFMラジオが、
非日常に落ちた我々にかまうことなく、
リクエスト曲に応えている。
ワンテンポ遅れて、娘の泣き声が車内に響いた。
泣きの声色から、緊急事態というより驚きからの泣き声に近い、
と判断しつつ、ムスメを励ましながら、
後ろの加害車の車種と色、ナンバーを確認、
指でフロントガラスにメモしたのだった。
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車に乗って交通社会に参加している以上、
事故に対しては、
常にある程度の覚悟とリスクは背負わなければならない。
しかし、今回に関しては悪いことにムスメが同乗していたということがあり、
自分ひとりが事故に遭った時の10倍以上、
胆を冷やすこととなりました。
不幸中の幸いとしては、
事故の直後、ムスメだけすぐさま病院に運び、
「今のところ異常なし」という診断をいただいたので、
とりあえず一安心…ということ。
(ついでに、私も今のところ異変はありません。)
なお、事故に関しては、
信号待ち中、完全停止状態での追突ということで、
過失割合は10:0で相手の過失、ということになりました。
自分がいくら気をつけていても、
事故を「もらう」事があるのが交通社会。
特に、ある程度のお金さえ出せば、
誰にでも大抵運転免許を売ってしまうような昨今。
傍から見てもコイツは運転に向かないだろ…と思しき人間も、
自動車という「数トンの道具」を動かしています。
運転者はもちろん、歩行者といえども、
「車を動かしているのは、訓練を積んだ人だろう。」
「相手が避けるべきだろう。」
という先入観や思い込み、
あるいは権利主張をいったん捨てて、
すこし懐疑的に交通社会と付き合ったほうが、
不必要な悲劇を生み出さずに済むのでは…
と常々感じております。
皆様、何卒お気をつけくださいませ。
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