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クリスマスの黒い魔女

E0892

「財布にしようか、名刺入れにしようか、腕時計にしようか迷ったんだけど、一番必要そうだったのがコレだったから。」

と、相方がくれた包みの中には腕時計があった。
 
「うっほおおおおお!!!」

思わず、意味不明の咆哮で胸いっぱいの歓喜を吐き出す私。
 
 
 
腕時計。
ホントのホントに、
まさしく今、一番欲しかった(必要だった)モノ。

なにしろ携帯電話を持っていないので、
街などではいつも時間が分からず、
どうしても時間が知りたい時には、
いちいち最寄のコンビニなどに立ち寄って、
壁掛けの時計を見ていたのである。

だんだんとそういう困った機会が増えてきたため、

(そろそろ腕時計を買わなきゃなあ…)

と思い、それとなく物色を開始した矢先の出来事だった。

しかも、自分で探してもなかなか無かった
「ちょうどいい」腕時計。

スッキリシンプルデザインで、実用性に優れた一品。
私の好みど真ん中。

自分の中のアンバランスな欠けに、
あつらえたようなピースを用意されたような充足感。
安堵感まで感じるほどのプレゼントだった。
 
 
 
それにしても驚きなのは、
その選択の適切さ。

もともと私はモノをほとんど買わないほうなので、

「●●が欲しい。」

という話は滅多にしないはずなのに、
数少ない情報と、怜悧な観察により最高の選択を導き出した相方のプレゼントは、私の目には魔法のように映って仕方がなかった。
 
 
 
私のクリスマスには、
赤いサンタではなく、
黒い魔女がやってくる。

ありったけの感謝を捧げたい12月25日。

E08922


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