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ボーイ・ミーツ・スーツ【その3】

E0869

なにやら店員さんの話では、
最近のスーツにおける流行りのカタチは、
全体に細身であらゆる部位の丈が短いものなのだそうだ。

勧められるまま実際に着てみたところ、
確かにワキの締まり方はスッキリしていてカッコイイ。

…がしかし、
ソデやスソが妙に短いのがどうにも気になる。

パッツンパッツンのツンツルテン感が拭えない。
(飽くまでも個人的感想ですが。)

この足りない生地を、「流行り」という言葉で無理やり覆っているような感じさえする。
そもそも流行りというものは、
多くが消費を促進させるために、
誰かが作為的に立てた波風ではないのだろうか…

などとポツポツ思っていたところに、兄の一言。

「コレ、流行が終わったら着れねえだろ。」

ああ、なるほど。
それなんだ。

我が意を得たり。
にいちゃん、さすが。

しかしいつも不思議なのは、
兄はこうやって一見傍若無人な放言を連発するのに、
なぜか年下に慕われ、年長者に可愛がられる。

不思議な人徳の持ち主である。

店員さんは戸惑っていたが。


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