今年の漢字は?
今年も残すところあと半月くらいということもあって、
ぼちぼち今年一年を振り返りたくなってくる今日この頃。
皆さん、振り返っちゃってますか?
この時期になると、
ニュースなどで必ず取り上げられるのが、
「今年一年を象徴する漢字」
というもの。
世相を現したものとしては、
「愛」
とのことでしたが、
自分個人にとって、どんなカンジの一年だったか。
ちょっくら考えてみました。
気をつけたのは、
「流」とか「転」とか、どうとでも取れるような抽象的でないもの。
今年一年の自分限定ということ。
これが結構難しいものなのですね。
う~ん…。
淹れたての紅茶に浮かぶティーバッグをぼんやり眺めながら、
考えること数分。
(ああ、これだな…。)
ふと思い当たって、
平成十七年度の私を象徴する漢字が決まりました。
それは…
「載」
です。
「さい」。
「のせる」。
掲載の「載」。
連載の「載」。
過積載の「載」。
搭載の「載」。
年齢の「載」。
まず、「掲載」。
今年一年で、本当に多くの雑誌や書籍に掲載されました。
ざっと数えただけでも10誌以上。
ココログの公式ページにも掲載されましたし、
共同通信社さんから取材もいただき、全国の新聞にも載りました。
ブログブームということもあり、
その中でもイラストブログとして早めのスタートを切り、
目立っていたということがあったのでしょう。
少しだけ、時流に乗ったんだろうなあ…。
という客観的感想もありますが、
ブログを始めた当初は、
まさかこんなにも色々なところで取り上げられるようになるとは、
夢にも思っていませんでした。
来年以降、
ブログ界隈もまた新しい波が出てくるでしょうし、
今年ほど騒がれることも無いのだろうなあ~とは思いますが、
なにしろ貴重な経験をさせていただきました。
そして、
「連載」。
ブログの記事を、「一日一回」と決め、
ほぼ毎日描き続け、載せ続けたこと。
よく、
「トシさんは、よく毎日手の込んだイラスト付きの記事を描けますね。」
と言われるのですが、
ワタクシ、描くこと以外、本当に趣味が無いので、
空いてる時間はとにかく書いたり推敲したりしています。
面白いものが描けたりすると、すぐにでも載せたくなるのですが、
ぐっとガマンしてストック。
一日一更新のペースを守っております。
多少睡眠時間は削られますが、
常に4~5日分は記事をストックしてありますので、
もし描けない日があっても更新は止まらないのです。
記事を描くのはそれなりに時間も労力もかかりますが、
これは画力や文章力の向上のために、
自分に対して続けている投資であり、
精神を安定させる治療法でもあるので、
これからも続けてゆきたいと思っております。
そして、
「過積載」。
今年はあれもこれも全部なんとかしようと足掻いて、
結局何一つ上手くいかなかった一年でした。
仕事でも、陶器製作、陶芸教室、出張陶芸教室、石窯ピザ、
イラスト…
それに毎日のブログ更新や、結婚の話。
どれもこれもと手を伸ばしているうちに全部が中途半端になって、
いくつものコトが壊れてしまいました。
人間、欲をかき過ぎるとかえって色んなものを失ってしまいますね。
人間の手は2本しかないんです。
持つものはそれぞれの手にひとつずつ。
大事なものは両手で抱きしめるようにしないといけないんだな。
ということを実感した年でした。
「搭載」。
これは、能力が搭載されたということですね。
私の絵にお金を出してもいい。
と言ってくださる世間様が現れたこと。
逆に言うと、お金をいただける絵を描く能力が備わったということですね。
それも、一回コッキリではなく、
同じ企業様から、複数回仕事をいただけたということが、
報酬をもらって描く「絵描き」としてのキャリアを積めたように思えて、
大変大きな財産でした。
んで、
「載」。
これには「年齢」という意味もあるそうで、
そうなんですよ。
今年で私の二十代も終わりなんですね。
来年からは三十路です。
ミソジ。
いやあ、楽しみだ。
なんだか、ミソジになれば、
二十代のモヤモヤから解放されるんじゃないだろうかと、
根拠の無い望みを持っているのですがね。
多分、そんなことは無いのでしょうが、
それでもなんとなく、楽しみでしょうがありません。
そんなこんなで、
私の今年の漢字は
「載」
ということにしました。
皆様の「今年の漢字」はなんですか?
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