真夏の夜のバカ

意味も根拠もなく粋がりたい気持ち。
ドラマのようなことができるし、やりたい年頃なのだろう。
世間は自分を中心に回ってくれると信じているのか、
そうじゃないと気づいていてささやかな抵抗を試みているのか。
人と同じことをしていないと不安なくせに、上っ面の奇行で個性を求めるその姿勢は、見えすいていて滑稽。
夏のおバカは若者の特権ではあるのだけれど。
車道、しかもT字路のど真ん中で語らう若者カップルは少しおバカが過ぎやしないか。
君らももちろんあぶないが、ここを通る無関係でふざけていない人間にも危険が及ぶ。
T字路に座っていた若者を踏んで一生を棒に振るなんて、あまりに浮かばれんだろう。
「楽しむ」と「ふざける」は似ているようで違んじゃないかなあ。
近頃、混同されてしまいがちだよなあ。
笑えないおふざけに、少しの心配と憤りを禁じえなかった真夏の夜のバカ。
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