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やっちまったメシ

E1969

我が家では、ご飯を土釜で炊いている。
電気ジャーなんかだと機械が全部やってくれるため、
その心配はほとんどないのですが、
土釜で炊くと、たま~にうっかり火を止めるタイミングを逸してしまい、
焦がしてしまうこともあるわけです。
あの、ご飯を焦がしてしまった時のガックリ感はひどい。

焦がしたご飯はかたい。
「おこげ」部分はもちろん、その犠牲の上に難を逃れた中心付近も、
水分を失ってパサパサになる。

焦がしごはんは気まずい。
口の中で、おかずとごはんがよそよそしくなる。
いつもならすんなりと和合する両者が、米側の不調により融合に支障をきたし、
おかず側の非譲歩の姿勢も手伝って、いっそうぎこちない空気が流れる。

「仲介を決定的にシクジッタ感」が口腔内いっぱいに広がる。
パサ米の、特にかたい粒が歯に癒着する無言の抗議が、
いっそうシクジッタ感を増幅させる。

しかも、一度に大体一日分のご飯を炊くため、
そのシクジッタ感を、二度ないし三度味わうハメとなる。

では、焦がしたご飯はもう取り返しがつかないのか?
というと、そんなこともない。

チャーハンにするという手がある。
口の中での二者会談に失敗したならば、
卵やピーマン、ニンジン、肉、シイタケなどを急遽招聘し、
サラダ油に滑らかな融合を委託し、
両者の冷え切った関係を、強火でジャージャーと半ば強制的に修復してしまうのだ。

チャーハンは、おこげご飯で作ると美味しい。
最初からパサパサなので、労することなくパラパラのチャーハンになる。

あの気まずさを回避できたのも嬉しい。
関係修復に成功したのも嬉しい。
調理にあまり手間と時間がかからないのも嬉しい。

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