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トイレのドアノブ

E1968

トイレのドアノブが壊れかけているっぽい。

状態的には、使えないことはないのだけれど、
バランスがややタイトというか、
全体にゆるんだ感じで、金属製にも関わらず不穏な柔らかさを醸している。

考えてみると、トイレのドアノブは激務だ。
おそらく、どこの家庭でも一番ひねられているノブなのではないだろうか。

その上、いつも大なり小なり(トイレだけに)の焦りを含んだ手によって、
いそいそと、やや乱暴に捻転されている。

トイレに向かう時。
人は大抵ネガティブである。
もっとも基本的な生理現象ゆえにやや麻痺こそしているが、
トイレは「中断」の象徴であり、
それだけに感情は負方向に昂ぶっている。
そこに持ってきて、進入を阻害するノブ。
無意識に、時と場合によってはハッキリと
「んもう…!」
という気持ちでひねられる。

トイレノブは、もっとも力強くひねられるノブである。
平均的成人男性における玄関のノブの力強さが10t/n、
個人部屋の場合は6~8t/nと言われているが、
トイレのそれは18~23t/nというデータもある。

※t/nとは:ひねりの強さを表す国際単位。読み方はトイレノブ。

しかし、いざ入ってしまえば、
今度はノブに内蔵されたカギが、外界からの脅威からわが身を守ってくれる。
「え、ウチのドアはノブとカギ別になってるけど。(笑)」
という方は、エアリーディング(空気読め)の方向でお願いいたします。
内側のノブは頼もしさの象徴である。

トイレのノブほど、内側と外側で持たれる感情の変わるものもないだろう。
まさに表裏一体、愛憎入り混じる矛盾をはらんだねじれの存在なのだ。

なお、我が家のトイレノブについては、
どうにか修理できないものかとドライバーと頭を捻っているのだが、
事態は好転していない。

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