夢のある話

楽しい夢をみると、それを人に話したくなる。
こんなに面白いことを、自分だけで味わうのはもったいない!
みんなとすこしでも共有しよう!
とばかりに、熱っぽく語りあげてしまう。
しかし、夢の話というのはその大半が、
人に話してウケるものではない。
話されたほうも、
「ふーん。」
としか言いようがないのがほとんどである。
夢というのはそもそもその人間の内面が主成分である以上、
自己満足な内容であることは仕方がないことで、
出来事も支離滅裂かつ傍目には散文的に映ることが多い。
ということで、
個人的に夢の話は人にしないほうがいいよな…と常々思っているのですが、
先日の朝、先に起きた嫁さんが私の寝顔に、
不意に日頃なかなか見られないほどの安らかで満足げな微笑みを浮かんだのを見て、

と、とても感心したらしい。
起きてからそのことを聞いて、
「どんな夢だったの?」
とたずねられたので、
「んーとねえ、オレがルパン三世の相棒になっていて、
どデカイ『仕事』に向けて、
ルパンと小道具を作っていたんだよ。」
と語ったところ、
やっぱり「ふーん。」という感じの反応が返ってきたのだった。
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