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車中の遺伝子

「車に乗ると、人格が変わる。」

という方、結構いますね。

気が荒くなる人や、やたらテンションが高くなる人。
オーディオに合わせて熱唱する人や、
鬱々と沈み込んでしまう人もいるでしょう。

考えてみれば車内というのは、
半ば密室が移動するようなものだから、
普段、外界で見せる顔とは違う、
その人の根っこの部分が現れるものなのかもしれない。
 
 
 
私の母も、車に乗ると著しく人格が変わる。
ただし、運転するわけではないので、
助手席で変わる。

車に乗り込んで、シートベルトを締める。

「忘れ物とかない?いくよ?」

「うん。いいよ。」

車がゆっくりと発進する。
パリパリという、小石の爆ぜる音とエンジンの振動音。
小さくかかっているラジオからは、
いつものFM局が街の情報を流し続けている。

「バリッ!!!」

助手席で、何かが破れる音がした。

「ぼりぼり!」

母だ。

待ってましたとばかりに、
お気に入りの「鬼かりんとう」を開封、咀嚼し始めたのだ。

「かりんとう、食べっか?」

差し出される黒いカタマリ。

「…いや、今はいいや。」

苦笑交じりに断る。
 
 
 
そう。
母は、車に乗ると人格が変わる。
「食いしん坊」になるのである。

普段はどちらかというと小食なほうなのに、
どういうわけか車に乗るとやたらお腹が空くのだという。

E08371

そこでふと思い当たった。
 
私自身も車に乗っている時、よく食べる。
普段は割と小食なのに、車に乗っている時はバクバク食べる。

E08372

何故、車に乗っているとお腹が空くのだろうか?
 
それは、母のクセが遺伝したものとも考えられるし、
単に、適当にアゴを動かしているほうが、
かえって運転に集中できる…ということもある。

車内の振動が消化器系に刺激を送り、
空腹を促進させるということもあるかもしれないし、
運転というリスクを伴う行為のストレスを紛らわす事への
生理的防衛策として、食欲が発露するとも考えられる。

まあ、一番は、
要するに運転中は必要な器官以外、割とヒマなので、
ちょうどいい暇つぶしに食べている…というのが大きい。

何かを食べていると、眠くならないというのもデカイ。
 
 
  
ちなみに、車中で食べて美味しいものの代表例は、

コンビニなどで購入できるジャンクフード類。
スナック菓子なども食べやすい。

甘味はアイスクリームがステキ。

ドライブスルーでのハンバーガー類も悪くはないが、
万が一、バンズと具の剥離、離脱が起きた場合、
運転に支障をきたすだけでなく、
衣服への被害も甚大なものとなる。

車内および衣服にもニオイが染み付くので、
あまりオススメはしない。

こないだ、あるニュースで小耳に挟んだのだけれど、
事故に遭いやすいドライバーの車内の匂いでもっとも多いのは、
ファーストフードのそれなのだそうだ。

別にファーストフードが悪いというわけではなくて、
きっと、そうやって食事をおろそかにしていると、
そのほかの様々なところまで「おろそか」が及んでしまうのだろう。

気をつけなくちゃなあ…。
と、この文章を書いていて反省しました。

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