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柔よく剛を制す

E0857

先日、ムズリと鼻先にクシャミが装填された。

発射までに1秒ないし2秒ほどの猶予を感じた私は、
上あごにクシャミを搭載したまま人や食べ物のない着弾点を求めていたのだが、そうこうしているうちにあろうことかアクビまでもが発生した。

つまり、
クシャミとアクビが併発するという二大生理現象揃い踏みの状況に追い込まれたのである。

さすがに、アクビとクシャミを同時に催すというのは、
人生においても初体験であり、
一体これから自分の体がどういった現象を迎えるのか。

不可避事態へのおののきと、未知の出来事に対する淡い期待が、
顔面の中心で展開される奇跡の競演。

生理現ショー

を極彩色に染め上げた。
 
 
 
爆発的な出力を誇るクシャミ。
その力強さはまさに「剛」。

しなやかかつ流麗な呼吸をいざなうアクビは、
いかなるものも受け流す「柔」といえた。

剛と柔のぶつかり合い。
異種格闘技戦。
 
 
 
しかし、その勝負はあまりにもあっけなく決した。
序盤、クシャミが激しい勢いで口腔内に爆発させるための空気を吸い込み占拠。
しかし、アクビはいち早く眉間と鼻腔に殺到し、
クシャミの契機たるムズリを締め上げた。

それにより鼻腔周辺にあったクシャミは、
意識の根元から刈り取られた格好となり戦闘不能に。

先ほど吸い込まれた空気は、
アクビためのそれへと流用、併合された。

あり得べからざるタイミングの偶然が生んだ
二大生理現象による注目の一戦は、
おだやかなアクビがクシャミを完全に掌握、制圧し、
なおかつその力を利用しながら
優雅にその生理を完遂せしめたのだった。

ちなみにクシャミは、
アクビがパフォーマンスを終えてから数秒後に意識を取り戻し、
思い出したかのようにムズリとして負け惜しみのように爆発した。
 
 
 
自然の摂理は、やはり

「柔よく剛を制す」

のだと、今回の出来事を通じて
あらためて学んだことは言うまでもない。

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