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セミ・ラブストーリー

E0743

庭先で鳴くセミの声が、

「み~んみんみんみんみんみんみ~~~~・・・ん」

とまで行かず、

「み~んみんみんみ・・・」

で終わると、

「ああ、(交尾の)相手が見つかったのかなあ・・・」

という想像をしたくなる。
 
 
 
もしかしたら、メスに逃げられたのかもしれないし、外敵に襲われたため中断を余儀なくされたのかもしれないけれど、なんとなく、

「相手が見つかったのだ。」

というハッピーエンドを想像したくなるのだ。
それほどに、セミの求愛の歌は懸命で、はかない。
 
 
 
そもそも、セミの鳴き声は求愛のためなのだろうか?
おそらくそうなのだろうけれど、少し曖昧で気になったため、調べてみた。

すると、こんな情報を入手することができた。


~~~~~~~~~~

ミンミンゼミ(和名)は、通常、『み~んみんみんみんみんみ~~・・ん』と鳴く。
基本的には一通り鳴き終わると飛び立ち、ほかの木へ移る。

鳴いている最中に、運よく近くにメスが来ると、最初の『み~ん』が無くなり『みんみんみんみ~』(誘い鳴き)という鳴き声をだしつつメスに近づいてゆく。

~~~~~~~~~~


そうだったのか!!

といことは、最初と最後に『み~ん』と伸びない泣き声は、いわばセミにとって「リーチ」の状態であり、「テンパイ」の様相を呈する音となるわけですね。

それを知ることで、なにげないセミの鳴き声というものが、いよいよ劇的な色合いを帯びてきた。

つまり、

『み~んみんみんみんみんみ~ん・・・』
から、

『みんみんみ~・・』
に変化し、

『みんみんみ・・』
と、途中で途絶えた場合、本懐を遂げた可能性が濃厚になる。
 
 
 
ということは・・・

6年間土の中で(幼虫で)過ごしてきた彼女いない暦6年のセミが、外に飛び出し、勇気を出して鳴いたことでメスのセミ(これをエルメスとする)に出会い、不器用ながらも誠実な人柄(セミガラ、抜け殻でもよい)で愛を獲得してゆく。

すなわち、『電車男』ばりのラブストーリーが、夏の炎天下のもと、かなりのハイペースでしかもあちらこちらで展開されているということになるのだ。

お互いの愛情を育むまもなく交尾に至るところに、やや紆余曲折的なものが不足しているように見えるものの、セミの寿命をかんがみれば濃密と言い換えることも十分可能といえる。

つまり、セミの鳴き声はこんなにもドラスティックなのだ。 
 
 
 
このことを知ってからというもの、今まで、「暑苦しい」という印象しかもてなかったセミの鳴き声に、すこし違った見方が出来るようになった。

いや、それどころか、
『み~んみんみんみんみ~~・・』
と聞くたびに、セミの恋の進捗状況が気になって仕方ない。
 
 
 
がんばれ!!
セミ男!!

そしてもっとがんばれ!
俺!!

ぎゃふん…!

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