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不機嫌の持続力

E0753

どうしようもなく不機嫌な時に限って、
小さな幸運は訪れる。

 
 
 
生まれつきの楽天家、いわゆる

「先天性ま、いっか症」

を罹患している身としては、
不機嫌を持続することも実は困難である。

怒りというものは実際、
持ち続けるのに多大なエネルギーが必要とされる。

怒るということに慣れていないと、
それは重たくて面倒で、

そもそもそんなことに捕らわれていることがバカバカしくなってくる。
時間の無駄のようにも思えてくる。

そこで、ある程度怒って、十分に
怒りを楽しんで飽きたら、

「ま、いっか」
という精神に対する回復呪文(ホイミみたいなもんだ)をかけてしまうわけだけれど、
怒りを抱えてから、あまりに早い段階での「ま、いっか」は迷う。

怒り足りない状態で図らずも外的要因などから機嫌が直ってしまうと、
先ほどまでの胃を焼き、脳を焦がすような怒りがまったく意味の無かったもののように思えてきてしまう。

そこで発作的に、
不機嫌を持続するための努力を試みるハメに陥るという。

これがまた難しい。

怒りには、脳のモヤモヤとか、
小腸あたりのムカムカという燃料が必要なのに、
それがなくなってしまうと自分で作り出さないといけなくなる。

必死にハラの立ったことを思い出し直しても、
もう、「ま、いっか。」
で見限ってしまっている以上、怒れないのだ。

そのうちに、そんな無意味で滑稽で本末転倒な努力をしている自分がたまらなく可笑しくなって、笑えてきてしまう。

つくづく、自分には不機嫌の持続力が無いことを痛感するに至る。
 
 
 
たまに、一度機嫌を損ねると、
一週間でも二週間でも不機嫌でいられる人がいる。

これって、スンゴクうっとおしいけど実はスゴイことだと思う。
だって、数日も生きていれば、どんなにしたって
「気の晴れること」にぶつかるはずなのに、
ひたすらそれらに耐えて不機嫌を守り続けているのだから。

ユニークな忍耐力の持ち主と言えなくもない。

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