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道化師軽食店での道化

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某道化師軽食店のカウンターでは、店員の綺麗なお姉さんが、次々に降りかかる発注を、頭部と腰部に装備したイヤホンマイクを駆使して、後方の調理部隊に伝達している。

いつもながら、カウンターのお姉さんは、捌く姿がりりしくてカッコイイ。
 
 
 
この店のウリの一つは「スピード」らしくて、店員さんは常に一刻を争っている。
ハンバーガーを食べたくて来たこちらとしては、少々待たされても構いはしないのだけれど、一分一秒にしのぎを削る店員さんたちの奮戦を目の当たりにしていると、こちらも自然とあわただしい気持ちになってくる。

某道化師軽食店は、時間の流れが速いような気がする。
注文を出す時も、迷ってはいけないんじゃないかと思ってしまう。

だから、メニューはキメウチ。

「ご注文どうぞ~!」

の直後、呼吸を置かずに

「●●●バーガーのセットで。」

と重ねる。
よかった。

自分は、このお店のスピードに置いていかれてはいない。
内心、安堵のまるい息をはく…のも束の間。

「こちら、ポテトのセットでよろしいですか?」

と重ね返され、

「ぬかった・・・!」

と悔悟するわけなのです。
スピードにばかり気をとられて、丁寧さに欠けていた自分に恥じ入る。

・・・でも、
「●●●バーガーのセット。ポテトの方で。」

とよどみなく言うってのも、このトシになるとちょっと恥ずかしい気がするんですよね。

なんか、詳しくない方が自然な年代に足を踏み入れかけている、過渡期みたいなもの。
ちょっと乗り遅れちゃってる方が、きっと景色に違和感を落とさないような気がする。

飽くまでも、

「オッチャンだって、たまにはこんなのも食べたいんだよ。」

という余裕を見せなくちゃならない。
ジャンクフードを味わうのに、茶目っ気が必要となってきた。

つまり、道化師軽食店では、自分もちょっぴりお道化なきゃならんということです。

それらはとっても面倒なんだけど、あの油でギトギトのポテトとか、自販機から出てきたようなガーデンサラダをむしょうに食べたくなる時があるんだよ。
 
 
 
速さに特化した、風きり音のする店内で、すこし乗り切れていない自分を演出したり、自覚したりするのも楽しいかもしんない。

と、思い始めた今日この頃。

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