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せめて起きて吠えよ!

我が家には飼い犬がいるはずだ。

言い回しがおかしい?
百も承知だい。

というのも、滅多にウチに寄り付かない飼い犬なので、他に言いようが無いからしょうがない。

名前は「まる」という。
メスの雑種、今年で2歳だ。確か。

もともと、ウチの向かいのウチで生まれた犬で、もらわれ先が決まったにも関わらず、子犬のクセに自力で実家に帰ってきて、しょうがないから保健所に持っていくかという話がチラっと出た途端にそこも抜け出し、ウチの庭先に潜入。
数ヶ月前に長年飼っていた犬が他界したため、首尾よくその後釜に座ったと言うなかなかの女傑だ。

ウチは庭がだだっ広いため、犬は放し飼いにしている。
したがって、生まれてこの方一度もリード(犬用の散歩綱)を着けた事がない。
一度、試しにリードを着けて散歩に行こうと思ったら、喜ぶどころかシッポを巻き込み、お腹を見せて完全降伏の構えを見せた。
周りの人間に「動物虐待するな!」と非難の雨あられを受けた事は記憶に新しい。

リードを着ける事が虐待って・・。

放し飼いにしていると、良く怖がる人もいるのだけど、この犬は人間嫌いなので、吠え付いたりするどころか、昼間、人が多い時は山に逃げ込んで寝ている。
したがって昼間にあまり見ることは無い。

夜は夜で、ボーイフレンドと一緒に連れ立って散歩に行ってしまうため、いないようだ。
このボーイフレンドというのが、オスの野良犬で、名前は「ゴン」という。
「まる」のご飯を分けてもらっているヒモ野郎なのだ。
リードは嫌がるくせにヒモはOKという、その辺は微妙なオトメゴコロがあるのだろうか分からんが、とにかくただれている。

したがって、我が家の飼い犬「まる」を見かけることができるのは、自然夕方のご飯タイムだけとなる。

一度、見るに見かねて「まる」に、
「お前さんね。あんましウチに居付かないようだと、そのうちクビになるよ。」
と、優しく諭してやった。

まあ、クビ=野良という事だ。

それからちょっとだけ心を入れ替えたのか、番犬らしい真似事をするようになった。

庭先で寝ている。
人が来たのを確認。
「ウォウォウォウォウォン!!!」
吠えた!!
って、バカ!
身内に吠えてどうする!
お前は目が悪いのかオツムが悪(以下略)

庭先で寝ている。
人が来たのを確認。
「ウォウォウォウォウォン!!」
吠えた!!
って、バカ!
せめて起きて吠えろ!

019

なんて横着な犬だろう。
「吠えりゃいいんでしょ」という腹がありありとうかがえる。

しかし、一見怖い物なしの「まる」にも、例外が存在する。
我が家の最強生物「母」だ。
山から体いっぱいにダニをつけて帰宅した「まる」は、母に捕まる。
組み敷かれる。

体中のダニというダニをブチブチと取られる。

ブチブチ。

「キャイン!(痛い!)」

ブチ。

「キャイン!(痛いってば!)」

ブチブチ。

「キャイーン!(カンニンしてー!)」

「まる」よ。
それもお前のためなのだ。
くすくす・・。

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