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医者の御用聞き

我が家には、毎週木曜日にお医者の先生が立ち寄ってくれる。

別に誰かが病気とか、そういうのではなくて、ただ立ち寄って
「なにか御用はありませんか~?」と聞く。
大抵は何も無いので、そのままご飯を食べたり、お茶を飲んだりして休憩したあと他のウチへ往診へ行くわけだ。

なんでそんな事をしてくれるかというと、もともと、ウチには寝たきりの爺さんがいて、先生はその往診に毎週木曜日来てくれていたんだけど、今年の2月にその爺さんも死んで(92歳の大往生だった)、その死亡診断書やら鼻や口に綿を詰めたりなど、それはもう大変なお世話になった。

葬式も済んで、もうしばらく顔を見ることもないだろうなあ~・・と思っていたら、次の木曜日にも当たり前のようにやってきた。

ウチの一同は声をそろえて
「センセ、どーしたの?」と聞いた。
そしたらセンセ。
「うんー。遊びにきた。」と言うではありませんか。
おかしいやらありがたいやらで大笑いした。

そんな感じでほぼ毎週、医者の先生が遊びに来るという習慣が付いた。
来る時は大体「なんかありませんかー?」と言って入ってくる。
医者の御用聞きである。

誤解の無いように書いておくけど、この先生決してヒマな先生ではない。
もともと心臓外科が専門で、老人の多いこの町の医者として、毎日大変な数の家々を往診して回っているのだ。
その隙間にウチに週一で来てくれていると言うワケで、週一回お医者さんが来てくれるというのは実に心強く、ありがたいことなのだ。

ある日のこと。
何かお礼をしたいと思い、ピザを焼いて出したことがあった。

私:「センセ、ピザ食ってって。」
センセ:「やあ、ありがとうございます」
私:「こっちにも一枚包んどきましたんで、お土産にして下さい。」
センセ:「これは何かお礼をしなきゃなあ。」
私:「お礼なんていいですよ~。」
センセ:「いやいや、お礼に注射を一本射ちましょう。」
私:「・・・カンベンしてください!」

018

脱兎の如く逃げ出し、まさに虎口を逃れる私。

この先生は、私が注射恐怖症と知っていてこういう事を言うのだ。
それもニコニコして言うのだ。

恐ろしい先生だ・・。

その先生も、大学病院などで手術をするという話を聞いたことがあって、ウチの一同
「・・・あの先生、手術なんて出来るのかなあ・・」などととんでもなく失礼なことを割と真面目に話し合ったりしている。

・・でも、ちょっと想像できんよなあ・・。

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